メリットだらけの高速「4車線化」 通行止めリスクを大幅減! 正面衝突を防ぐ“止まらない道”が物流の生命線になる
高速道路の暫定2車線区間は、事故や通行止めが4車線に比べて格段に多く、物流や地域経済にも影響を与えている。上信越道や東海北陸道のデータでは、4車線化で事故件数が最大46%、通行止めは最大72%減少。投資による安全性と信頼性の向上が、経済効率を左右する重要課題となっている。
4車線化による損失抑制

暫定2車線区間では、事故の規模が大きくなりやすい。特に対面通行のため、4車線区間ではほとんど発生しない正面衝突事故が、年間約300件発生している。これは、4車線区間ではコンクリート製の中央分離帯が設置されているのに対し、暫定2車線区間ではラバーポールなどの簡易的な分離帯が用いられる箇所が多いことも影響している。
事故が発生すると、その場での処理だけでなく、保険や医療、訴訟などにかかる時間やコストも発生する。4車線化によりこれらを削減できるうえ、事故や渋滞による波及的損失も抑えられる。また、通行止めや渋滞が別の箇所で新たな渋滞や通行止めを生む負の連鎖も防げる。安全性の向上は倫理的課題にとどまらず、費用や時間の効率化にも直結する。