「駅前なのに評価3.1」 JR金町駅前の再開発で何が起きているのか? 駐輪場・導線の使いにくさに集まる声とは
東京・金町の3haに及ぶ大規模再開発が岐路に立つ。都内初進出の「MARK IS」は自動車学校併設という異色の構成で注目を集めるも、Googleマップ評価は3.1と低迷。駐輪場や動線の不備へ飛ぶ厳しい声は、画一的な開発への警鐘か。2030年の全面完成に向け、下町の情緒と商業の合理性をいかに両立させるか、その成否を検証する。
金町駅前の大規模再開発事業

金町駅は、常磐線の東京都区内区間の最東端にある駅で、周辺は住宅や建物が密集する下町である。近年は南口・北口の双方で再開発が進み、街は変化の途中にある。周辺には集合住宅が次々と建ち、親子連れの姿が多く見られる。また、三菱製紙の工場跡地には2013(平成25)年に東京理科大学が進出し、学生の往来も日常の風景となっている。
駅北側では、マンションや同大と金町駅を結ぶ通りに面した東金町1丁目で、「東金町一丁目西地区第一種市街地再開発事業」が始まった。この区域には、かつてのイトーヨーカドー金町店や金町自動車学校を含む約3ha(3万平方メートル)が含まれる。
2014年に東金町一丁目西地区再開発協議会が発足し、2019年に再開発計画が取りまとめられた。この時点で、自動車学校の営業との調整から工事は2段階にわけて進めることになった。
第1段階として西側区画の整備が行われ、2025年8月に第1段階の事業として「クロス金町」が開業した。三菱地所が展開する商業施設「MARK IS」としては4施設目で、東京都内では初の出店となる。
建物1階には、再開発で閉店したイトーヨーカドー系列の食品スーパー・ヨークフーズが入り、4階から5階には金町自動車学校が再開した。そのほか、都内初出店の店舗を含め、およそ50店舗が入っている。
第2段階の工事は現在も続いており、2030年の開業が予定されている。第2段階では駅に近い西側区域の整備が進み、40階建ての集合住宅が建設されるほか、「MARK IS 葛飾かなまち」の拡張や公共施設の整備も計画されている。