「ヤンキーはなぜ高級車に乗れるのか?」 ネットの素朴な質問が示した、都市部ホワイトカラーとの「逆転現象」
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実家暮らしの若者が高級車に乗る背景には、浪費でも例外でもない構造がある。住居費ゼロ、大学費用450万円の未発生、残価ローンで月7万円台――世帯資産と金融が生む「見える消費」を読み解く。
海外サイトで投げかけられた素朴な疑問

先日、Q&A型コミュニティーサイトを見ていると、ふと目を引く問いに出会った。「ヤンキー」が高級車に乗れる理由を問う、きわめて率直な疑問だ。
ここで使われているヤンキーという言葉は、学術的に整理された概念ではない。多くの場合、学業よりも早く働く道を選び、地元に残り、建設業などの現場仕事に就く若者層を指す俗称として使われている。派手な服装や車、強い地元志向といったイメージと結び付けて語られることが多いが、それがそのまま非行や犯罪を意味するわけではない。本稿では、この言葉を価値判断を含むレッテルとしてではなく、特定の就労や生活、消費の傾向を持つ人々を指す便宜的な呼称として用いる。
この問いが投げかけられたコミュニティーは、匿名掲示板とは性格を異にし、現場での経験に根差した書き込みが集まりやすい。今回の投稿にも、当事者や身近で見てきた人たちによる具体的な体験談が寄せられ、それに対して多くの反応が重なっていた。
以下では、まずその投稿で語られている体験を追っていく。問いに対する即答よりも、そこに滲み出ている生活の実感や背景を見ていくことが、この疑問を考える手がかりになるはずだ。