四国新幹線、実現はいつ? 誘致活動の舞台裏に迫る! 費用は年間920万円「新幹線を誘致する仕事」を解説する

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四国新幹線誘致活動は、地域経済の活性化に不可欠な取り組みであり、その推進に携わる業務担当者は、東京大会での決起集会を皮切りに、日々精力的に活動を進めている。新幹線整備の促進を目指し、国、自治体、企業が一体となって取り組むこの課題は、今後の地域交通インフラに大きな影響を与えると考えられる。

期成会の構成

「期成会会長、副会長(左から香川県知事、高知県知事、四経連会長、徳島県知事)」
「期成会会長、副会長(左から香川県知事、高知県知事、四経連会長、徳島県知事)」

 四国の命運を背負って活動しているのが「四国新幹線整備促進期成会」だ。

 四国経済連合会(通称・四経連)の内部組織であり、現在の構成員は、四国経済連合会会長、四国各県知事、各県商工会議所連合会会長、四国公共交通議員連盟会長、各県商工会連合会会長、各県議会議長、各県中小企業団体中央会会長、各県同友会幹事、各県観光協会会長、各県市長会会長、各県町村会会長、各県市議会議長会会長、各県町村議会議長会会長の46団体で構成されている。代表事務局は四国経済連合会が務めており、構成員の増減がある場合は、四経連会長と四国4県の知事の承認が必要となる。一般の人が会員になれるわけではない。

 期成会の担当者によると、

「多くの方が関わっているため、前述の東京大会でもできるだけ早めに情報をお知らせするよう心がけています。普段から関係者の方々との円滑なコミュニケーションを図るため、関係づくりにも努めています。抽象的な表現になりますが、気軽に相談していただける雰囲気や話し方を意識し、定期的にオンライン会議を実施して密接な情報交換ができる場をつくるよう努めています」

という。

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