なぜ「7割超」は免許証を残したのか? 進むマイナ統合“2枚持ち”が消えない理由

キーワード :
,
2025年に始まったマイナ免許証は、全国で315万人超が利用し、約3割が「一本化」を選んだ。だが現場では「2枚持ち」も根強い。移動と本人確認のデジタル化は、利便性と安心感の間で新たな段階に入り始めている。

免許証のデジタル統合と選択肢

マイナンバーカードと運転免許証のイメージ(画像:写真AC)
マイナンバーカードと運転免許証のイメージ(画像:写真AC)

 マイナンバーカードが運転免許証の機能を持つようになり、デジタルと現物の境目は移動の分野でも薄れ始めている。手続きを済ませれば免許証として使えるようになり、カードへの一本化も可能になった。その一方で、これまでの免許証との併用も認められており、利用者は暮らし方に応じて三つの持ち方から選べる。

 こうした複数の選択肢は、社会全体のデジタル化を進める流れの一部といえる。これまで現物の証明書に頼ってきた本人確認は、デジタル基盤への集約が進みつつあり、車両や関連サービスをデータで結びつける環境も整い始めている。

 現時点では「一本化」を選ぶ人はまだ多くないとの見方もある。ただ、その動きを詳しく見ていくと、移動を取り巻く環境が次の段階へ進み始めている実態が見えてくる。

全てのコメントを見る