四国新幹線、実現はいつ? 誘致活動の舞台裏に迫る! 費用は年間920万円「新幹線を誘致する仕事」を解説する

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四国新幹線誘致活動は、地域経済の活性化に不可欠な取り組みであり、その推進に携わる業務担当者は、東京大会での決起集会を皮切りに、日々精力的に活動を進めている。新幹線整備の促進を目指し、国、自治体、企業が一体となって取り組むこの課題は、今後の地域交通インフラに大きな影響を与えると考えられる。

広報予算に見られる「四国の本気度」

Yahoo!トップページに掲載された新幹線誘致広告(画像:四国新幹線整備促進期成会)
Yahoo!トップページに掲載された新幹線誘致広告(画像:四国新幹線整備促進期成会)

 これほどの活動を展開している四国新幹線整備促進期成会だが、年間どれくらいの経費がかかっているのだろうか。四国新幹線整備促進期成会の総会資料の収支計画によると、2024年度は活動費用に920万円が計上され、その内訳は以下の通りだ。

・東京大会・要望活動:350万円
・署名活動:100万円
・講演・意見交換・勉強会:10万円
・広報啓発活動:400万円
・連携事業:60万円

これだけの予算を背景にさまざまな誘致・啓発活動が展開されており、「四国の本気度」が表れているといえるだろう。今後、さらに予算拡充や活動規模の拡大はあるのだろうか。

「期成会の運営は、構成団体の皆様からの負担金を元に行っています。現在、構成団体が増える予定はなく、広報予算を増加させる予定もありません。そのため、限られた予算の中で知恵を絞り、広報活動に努めていきたいと考えています」

とのことだった。現状でも国民の関心を広く大きく集めている事業なので、今後の展開に期待したい。

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