四国新幹線、実現はいつ? 誘致活動の舞台裏に迫る! 費用は年間920万円「新幹線を誘致する仕事」を解説する

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四国新幹線誘致活動は、地域経済の活性化に不可欠な取り組みであり、その推進に携わる業務担当者は、東京大会での決起集会を皮切りに、日々精力的に活動を進めている。新幹線整備の促進を目指し、国、自治体、企業が一体となって取り組むこの課題は、今後の地域交通インフラに大きな影響を与えると考えられる。

アンチにも前向きな竹安さん

Yahoo!トップページに掲載された署名活動広告(画像:四国新幹線整備促進期成会)
Yahoo!トップページに掲載された署名活動広告(画像:四国新幹線整備促進期成会)

 このプロジェクトは大きな関心を集めている一方で、反対意見も多い。

 筆者はある日、親戚の集まりで、前述のYahoo!ブランドパネル広告のスクリーンショットを見せて、「ついにこんな広告が展開されるようになった」と話題にしたところ、母は「四国に新幹線ができて、東京から1本で行けたらいいね。新幹線で四国に旅行に行ってみたいわ」と好意的だったが、その他の親戚からは次々と

「こんなものに金をかけるんじゃない」
「新幹線ができて廃れた地方の街がどれだけあるか知っているのか」
「いい面ばかり強調して、通過自治体の悪い面は無視しているんじゃないのか」

と、激しい反対の声が上がった。千葉県の人たち(特に京葉線の件など)だから仕方ないのかとも思いつつ、逆に悪い面に偏った情報ばかり耳にしてきたのではないかとも感じた。この話をすると、竹安さんはこういった。

「そのような否定的なご意見があることは承知していますが、今は否定的な意見が多くても構わないと考えています。賛否を問わず、まずは話題にしていただき、「四国にも新幹線の計画があるんだ」という認知を広め、議論を生むことが重要だと思っています」

 ちなみに、期成会には様々な都道府県から署名が集まっているが、なぜか千葉県からはほとんど署名が寄せられていないそうだ。

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