なぜ岡谷JCTの事故は「41件」増えたのか? それでも工事を止められない根本理由

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開通から半世紀を超え高経年化が進む日本の高速道路。2026年5月、運用40年の重要拠点・岡谷JCTで、経済の血流を維持しながら直す大規模工事が再開された。最大8~9kmの渋滞や146件に達した事故という負担のなか、安全への投資と社会活動をどう調和させるか。全国が直面する課題の最前線を追う。

高速道路網の老朽化と再生

中央道下り線の岡谷JCT周辺((画像:都野塚也)
中央道下り線の岡谷JCT周辺((画像:都野塚也)

 日本の各地へと伸びる高速道路は、1963(昭和38)年7月に名神高速道路(名神)の最初の区間が開通して以来50年を超え、地方の主な路線でも30年以上が経った。古くなった道路や施設を長持ちさせるためのリニューアル工事が各地で本格化し、日々進む自動車の技術や物流とどう調和させるかが新しい局面となっている。経済の生命線を支える中央自動車道(中央道)でも2018年から大規模な工事が始まり、長野自動車道(長野道)との合流点である岡谷ジャンクション(JCT)では、1986年3月の使い始め以来となる長期的な計画が進む。

 2026年5月11日には昼夜連続の車線規制をともなう工事が再び動き出した。これまでに最大8~9kmの渋滞や追突事故の増加がみられたため、NEXCO中日本はドライバーの五感へ働きかける対策を取り入れ、円滑さと安全を守ろうとしている。本稿では岡谷JCTの事例を通し、道路更新が交通流に与える影響や安全への投資、利用者行動の変化を確かめる。

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