北陸新幹線「米原ルート」 実は“料金”も小浜ルートより安かった! 所要時間以上の衝撃事実をご存じか
米原経由での収入分配

JR西日本を新大阪~米原間の第2種鉄道事業者にした場合、その運輸収入はどう分けることになるか。筆者は以下の四つを想定している。
北陸新幹線区間を含む利用と同数の運賃と料金をJR西日本に。ただし、「自由席でしらさぎ・はくたか←米原乗継→こだま・ひかり」利用の場合の新大阪~米原間の運賃・料金については、別途配分のルールを定める必要がある。前回記事で示した筆者の想定本数を基準に考えてみる。
敦賀・越前たけふ発着の場合は、1時間に4本ある各駅停車タイプの半数が米原止まりのため、半数を新大阪~米原間距離案分の上JR東海に配分したらいい。例えば新大阪~敦賀間なら151.7kmの内、新大阪~米原間は106.7km、70%を占めるので、収入の50%×70%=35%をJR東海に配分すればいい。
福井以東発着の場合は、1時間に8本ある内3本が米原乗り換えになるため、37.5%を新大阪~米原間距離案分の上JR東海に配分したらいい。 例えば新大阪~金沢間なら276.8kmの内、新大阪~米原間は106.7km、38.5%を占めるので、収入の37.5%×38.5%=14.5%をJR東海に配分すればいい。
ただし、福井以東発着の場合、越前たけふ、敦賀、米原のいずれかで速達列車の通過待ちがあるため、新大阪発着の「つるぎ」と組み合わせての利用も一定数想定されるほか、わざわざ乗り換えが発生する便を選ぶ人がそんなにいるのか、といった点は要検討で、JR東海への配分はもう少し下がるかもしれない。
今回の試算には関係はないが名古屋方面については、運賃・料金通算の上、従来の在来線特急「しらさぎ」での配分の仕方を踏襲するものと思われる。
新大阪~米原間のみ北陸新幹線列車の指定席利用分については全額JR西日本へ。これは当然だろう。