「東京に近いのに不便?」 千葉県の50万人級都市が便利そうで“イマイチ”な理由

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人口50万超、千葉県第4の都市・松戸は、JR常磐線や北総線を擁し都心直通の強みを持つ一方、東松戸駅との距離、京葉線不在、空港バス運休など「便利そうで今ひとつ」の矛盾を抱える都市である。

交通利便の錯覚

松戸駅(画像:写真AC)
松戸駅(画像:写真AC)

 2025年10月1日現在、松戸市の人口は50万1080人で、千葉県内では千葉市(98万7361人)、船橋市(65万1220人)、市川市(50万2554人)に次ぐ第4位である。東京のベッドタウンとして発展してきた歴史から、「交通の便がよい街」という印象を持たれやすい。

 しかし、首都圏の50万人前後の自治体と比べると、必ずしも圧倒的に便利というわけではない。むしろ、便利そうに見えて実際には物足りなさを感じる要素がいくつもある。その理由を丁寧に確認していく。

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