北陸新幹線「敦賀乗り換え不要」は本当か? 福井県“インチキ広告”の裏側を徹底検証! 米原ルート「不利」試算の落とし穴、隠されたメリットとは?
福井県が発信した大々的な広告では、北陸新幹線小浜・京都ルートの優位性が強調された。しかし、米原ルートに関する分析は一部に疑問を残す。線路容量や運賃などの問題点を検証し、合理的な選択肢として米原ルートの可能性を探る。
料金テーブル再考の必要性

このような事例があり、国交省の役人もその点は理解していると思われる。しかし、現状ではこの方法を適用せず、料金を高く設定することで米原ルートが不利に見えるように試算が行われているようだ。この点については、再考の余地があるのではないだろうか。
本来なら、全線をJR西日本が営業し、東海道・山陽新幹線の料金テーブルを適用すれば、新大阪~金沢間は米原ルートで8770円になり、小浜ルートの8900円よりも130円安くなる(2025年価格での比較)。従来の北陸新幹線の料金テーブルを使っても、小浜ルートと同額になるだろう。山陽新幹線区間の利用も考慮すれば、東海道・山陽新幹線の料金テーブルを適用するのが望ましい。
どちらの料金テーブルを適用するかは、以下のように整理できるだろう。
1.東京~米原間でJR東日本区間を含む利用は、従来のJR東日本の料金テーブルを適用
2.博多~上越妙高間で東海道新幹線区間を含む利用は、東海道・山陽新幹線の料金テーブルを適用
3.米原~上越妙高間内完結の利用は、従来のJR東日本由来の料金テーブルを適用