北陸新幹線「敦賀乗り換え不要」は本当か? 福井県“インチキ広告”の裏側を徹底検証! 米原ルート「不利」試算の落とし穴、隠されたメリットとは?

キーワード :
, ,
福井県が発信した大々的な広告では、北陸新幹線小浜・京都ルートの優位性が強調された。しかし、米原ルートに関する分析は一部に疑問を残す。線路容量や運賃などの問題点を検証し、合理的な選択肢として米原ルートの可能性を探る。

都営三田線の例

都営三田線 第2種鉄道事業免許で運行・運賃通算イメージ(画像:北村幸太郎)
都営三田線 第2種鉄道事業免許で運行・運賃通算イメージ(画像:北村幸太郎)

 ひとつは都営地下鉄三田線の白金高輪~目黒間だ。同線は白金高輪まで線路を延ばし、東急目黒線との直通運転を実現するため、白金高輪~目黒間は東京メトロ南北線の線路を利用することになった。

 通常の直通運転では、東京都交通局、東京メトロ、東急の3社の運賃が加算され、割高になる。例えば、初乗りで最低でも430円(180円 + 180円-乗継割引70円 + 140円)かかり、東京メトロも白金高輪~目黒間の2駅のために乗務員を用意する必要があった。

 そこで、白金高輪~目黒間は東京都交通局が第2種鉄道事業免許を取得し、東京メトロから線路を借りて運営することになった。この方式で、運賃は目黒から乗っても初乗り運賃が1回だけかかり、割高にならず、実際には110円安くなった。

 この例を見れば、北陸新幹線も新大阪まで通算運賃・料金にすれば、もっと安くできるはずだ。

全てのコメントを見る