北陸新幹線「敦賀乗り換え不要」は本当か? 福井県“インチキ広告”の裏側を徹底検証! 米原ルート「不利」試算の落とし穴、隠されたメリットとは?
福井県が発信した大々的な広告では、北陸新幹線小浜・京都ルートの優位性が強調された。しかし、米原ルートに関する分析は一部に疑問を残す。線路容量や運賃などの問題点を検証し、合理的な選択肢として米原ルートの可能性を探る。
苦し紛れの5番目
広告の主張5番目は「米原ルートは否定されている」というものだ。反論としてはもっと具体的なものがほしいところだが、否定した関係者に福井県や滋賀県は含まれている一方、富山、石川、京都、大阪府は含まれていない。というか、これらの府県を入れることができなかったという点が重要だ。
北陸新幹線小浜ルートの建設は「いばらの道」であり、現実的な選択肢は「まいばらの道」であるという認識が広がりつつある。むしろ福井県の焦りが目立ってきている。
米原ルートが採用される場合、小浜市がどうなるかが問題だ。筆者(北村幸太郎、鉄道ジャーナリスト)は米原ルート推進派だが、京都の環境破壊は無視できない。とはいえ、小浜が気の毒でならない。代替事業として補償案を考えるべきだ。例えば、湖西線の近江今津と小浜線を中速鉄道で結ぶような案などだ。この件については改めて検討したい。