5月デビューの三田線「6500形」 初の8両化は「混雑率161%」を打破できるか

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都営三田線の新型車両6500形が5月にデビューする。定員は1172人となり、混雑緩和や輸送力増強に大きく貢献する。同線の混雑率は緩和されるか。

登場からデビューまで2年かかったワケ

6500形の外観(画像:岸田法眼)
6500形の外観(画像:岸田法眼)

 都営三田線の新型車両6500形が2022年5月14日、デビューする。6500形の最大の特徴は8両編成で、定員が6300形6両編成の862人から1172人に増加することだ。これにより、混雑緩和と輸送力増強を図る。

 都営三田線は目黒~西高島平間を結ぶ路線で、東急電鉄目黒線と相互直通運転するほか、目黒~白金高輪間は東京メトロ南北線と共用している。

 混雑緩和と輸送力増強を図るほか、ラッシュ時のスムーズな乗降ができるよう、ロングシートを6300形の最大7人掛けから、6人掛けに変更した。これにより乗降用ドア付近の空間を広げている。

 6500形のデビューは5月だが、登場そのものは2020年10月だ。2022年2月末までに9編成搬入された。登場とデビューにラグがあるのは、都営三田線のホームに関係している。

 ホームは全駅8両編成分を確保しているが、三田~西高島平間のホームドアは6両編成分しか対応していない。2両分の追設改造も困難なため、同区間のホームドアをすべて取り換える必要が生じたのだ。

 都営三田線のような既設駅でホームドアを設置するには、

・ホームの補強
・電気回路の整備

など大掛かりな工事が必要で、またやり直しが利かないリスクもある。

 そんな工事も2021年度末で完成するものと思われ、これにより都営三田線のホームドアは6両編成と8両編成の両方に対応できる。