大惨事の記憶を忘れない! 大分市の最新「道の駅」に「レトロ電車」が保存されたワケ

キーワード :
,
2024年7月に開業した道の駅「たのうらら」は、大分市と別府市を結ぶ国道10号線沿いにあり、アクセスが良い。駅内には「別大電車」がシンボルとして保存され、防災教育や観光拠点として活用されている。産直市場や展望デッキもあり、近隣の観光地「大分マリーンパレス水族館」などとも連携している。

「路面電車」がシンボルの道の駅

道の駅「たのうらら」のシンボルとなっている路面電車「大分交通別大線506号」(画像:若杉優貴)
道の駅「たのうらら」のシンボルとなっている路面電車「大分交通別大線506号」(画像:若杉優貴)

 2024年7月7日、大分県別府市と大分市を繋ぐ国道10号線・通称「別大国道」沿いの大分市田ノ浦・仏崎エリアに開業した道の駅「たのうらら」。

 大分県の二大都市を結ぶ中間地点にあり「田ノ浦ビーチ」から徒歩圏であるほか、九州を代表する観光地のひとつである「大分マリーンパレス水族館うみたまご」や「高崎山自然動物園」からも近いとあって、早くも人気を集めている。この道の駅は1台の

「路面電車」

がシンボルとなっている。大分市内を転々として数奇な運命をたどった電車がこの道の駅を安住の地としたのには、深いワケがあった。

全てのコメントを見る