大惨事の記憶を忘れない! 大分市の最新「道の駅」に「レトロ電車」が保存されたワケ 廃止直前の1972年、大分駅前電停に停車する別大電車506号と106号。大分市デジタルアーカイブより(写真:大分市) 西大分公園に保存されていた501号。2004年に解体された(画像:若杉優貴) 1940年の大分市・別府市の地図(三省堂書店「新制最近日本地図」)図中に「佛崎公園」の表記がある(画像:三省堂書店) 現在の別大国道。片側3車線で、さらに多くの場所で沖合に移設されている。右端に見えるのがかつての海岸線と別大電車が走っていた旧道だ(画像:若杉優貴) 506号の入り口に設置されている案内碑。もともと若草公園に設置されていたものだ。題字が「電車505号車」になっているが、当初は505号(岡電が購入)を保存する予定だったのだろうか(画像:若杉優貴) 506号は1966年にワンマン運転設備が設置されており、車内はその当時の姿に復元された(シートはビニール張りに変更されている)。昭和40年代に活躍した車内に戦前の広告を貼るのは少しいただけないが……(画像:若杉優貴) 道の駅「たのうらら」のシンボルとなっている路面電車「大分交通別大線506号」(画像:若杉優貴) 道の駅「たのうらら」。7月7日に開業した。海沿いにあり、波をイメージした外観だ(画像:若杉優貴) たのうらら館内2階から別府市・日出町方面を望む。仏崎が別府湾を望む景勝地として人気を集めたことも理解できるであろう(画像:若杉優貴) たのうらら駐車場から見た別大電車仏崎埋没事故の現場。現在も落石ガードが設置されている。平成に入って国道は海側に移設された(画像:若杉優貴) 別大電車事故後、落石ガードの別府寄りに鎮座されたお地蔵さま(画像:若杉優貴) たのうららには「別大電車仏崎埋没事故」の写真と案内が設置されている(画像:若杉優貴) 若草公園に保存されていた頃の506号。荒廃が進んでいた(画像:若杉優貴) 佐野植物公園に保存されていた頃の506号。「車体更新」ともいうべき改造をされており、現役当時とは異なる部分が多い(画像:若杉優貴) たのうららに保存されることになった506号。ヘッドライトなどが復元されたものの、塗り分けは前面の緑の部分が少なくなり正面右側のジャンパ線端子の黒い部分が緑に塗られるなど現役時代と異なる部分も(画像:若杉優貴) 506号の運転台。関節制御車のため、多くの路面電車よりも小さなマスコンを特徴とする。バス部品などで修復されたが、「乗客の多さ」ゆえか9月時点では早くも破損・部品欠損箇所が目立つようになってしまった。写真は開業直後の7月に撮影(写真:若杉優貴) この画像の記事を読む