「東京に近いのに不便?」 千葉県の50万人級都市が便利そうで“イマイチ”な理由
人口50万超、千葉県第4の都市・松戸は、JR常磐線や北総線を擁し都心直通の強みを持つ一方、東松戸駅との距離、京葉線不在、空港バス運休など「便利そうで今ひとつ」の矛盾を抱える都市である。
TDLや空港への足が〝便利そうで今ひとつ〟

千葉県の東京寄りエリア、松戸、市川、船橋、浦安を比べても、松戸だけは東京ディズニーリゾートへのアクセスが遠い。
市内に京葉線の駅がないため、松戸駅からは常磐線で新松戸駅に出て、武蔵野線で南船橋駅または新木場駅へ移動し、京葉線で舞浜駅に向かうルートになる。あるいは常磐線(上野東京ライン)で東京駅に出て、京葉地下ホームに乗り換える方法もある。いずれのルートも遠回りで複数回の乗り換えをともなう。以前は松戸駅~東京ディズニーリゾート間の高速バスもあったが、2022年に運行を終了している。
さらに、高速バス「松戸・柏線」(成田空港交通)も2024年から運休に入った。松戸から東京ディズニーリゾートや成田空港へのバスが使えない状況である。
それだけではない。「松戸・新松戸~羽田空港線」も2024年から当面の間、運休となっている。首都圏で松戸と同規模の市で、成田や羽田にバスで行けない例はほとんどない。この状況も、松戸の「便利そうで今ひとつ」を強める要因である。なお、松戸には成田エクスプレスやスカイライナーの停車駅も存在しない。