鉄道撮影で反戦を訴える! 「ウクライナ国旗」を再現できる車両5選
反戦の象徴となった国旗
2022年2月下旬以降、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻が続き、民間人の尊い命が奪われ続けている。ロイターの報道によると、ウクライナの検察当局が4月3日、首都キーウ(キエフ)近郊地域で計410人の遺体を発見したとしている。
そのような状況で私たちにできるのは、反戦を訴えたり、ウクライナ復興を目的とした募金活動に協力したりすることだ。熊本市や長野県松本市では日没後、市内の城を青色と黄色のウクライナカラーにライトアップし、犠牲者の哀悼を訴えている。
Facebookはプロフィル写真のフレームにウクライナ国旗を設定。楽天の三木谷浩史会長はTwitterのプロフィル画像とバックグラウンドをウクライナ国旗に変更した。日本テレビでは報道番組「news zero」で、「#StopWar」「#いま戦争を止める」というハッシュタグを展開している。
ちなみにウクライナ国旗の
・青色は「空」
・黄色は「大地を染める小麦と農業」
を表している。
今や反戦の象徴となったウクライナ国旗だが、皆さんは、鉄道車両の一部分を撮影するだけでこの国旗を再現できることをご存じだろうか。今回はそんな車両を五つご紹介する。
1.JR西日本キハ187系
山陰本線の安来~益田間182.7kmの高速化工事(枕木の交換、分岐器の改良など)と並行し、スピードアップと快適性の両立を図るべく、2000(平成12)年11月、キハ187系特急形気動車は登場した。最高速度は120km/h。振子台車を採用することで、米子~益田間に限り、曲線区間での速度向上を図っている。
車体は塗装の必要がないステンレス車体で、窓まわりに青、その上下に海面や湖面にキラキラと輝く光をイメージした黄色のラインを配している。窓まわりとその下のアップを撮影するとウクライナ国旗が完成する。
試運転を重ね、2001年7月7日に特急「スーパーおき」「スーパーくにびき」でデビューした。松江~益田間は最速2時間35分から1時間56分にスピードアップされた。2003年10月1日からは、岡山~鳥取間の特急「スーパーいなば」にも運用されている。なおスーパーくにびきは、後に「スーパーまつかぜ」に改称している。