鉄道撮影で反戦を訴える! 「ウクライナ国旗」を再現できる車両5選

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車両の一部分を撮影するだけでウクライナ国旗を作れる鉄道を紹介。あなたはいくつ知ってる?

4.関東鉄道キハ5010・5020形

関東鉄道キハ020形とキハ5010形(画像:岸田法眼)
関東鉄道キハ020形とキハ5010形(画像:岸田法眼)

 キハ5010形は2017年2月に登場。この車両から光線によって微妙に色調が変化する関鉄ホワイトをベースに、「豊かな大地に波打つ稲穂」をイメージした黄色、「常総線沿線の鬼怒川と小貝川」をイメージした青を身にまとう。

 2年後の2019年2月、キハ5020形が登場。カラーリングの色調は変わらないが、黄色のみ「筑波山からの朝日」という意味に変えた。

 車内はいずれもロングシートで、つり手は身長の低い方、高い方がどちらもつかみやすいよう、2段式を採り入れた。

 ウクライナ国旗を作るには、上の黄色と下の青のアップを撮影後、180度回転させるとよい。

5.東武鉄道8000系と50090系のリバイバルカラー

東武鉄道50090系と8000系(画像:岸田法眼)
東武鉄道50090系と8000系(画像:岸田法眼)

 現存しないものとして、東武鉄道8000系と50090系のリバイバルカラーをあげておく。

 東武鉄道は東上線全線開通90周年記念として、2015年11月に8000系と50090系の各1編成を「「フライング東上号」リバイバルカラー」として装いを新たにした。90周年記念イベントが終わると、2017年1月21日より「ブルーバード号」に改称され、2019年まで続いた。

 カラーリングは青をベースに、黄色の帯を巻いたもの。上のブルーと下の黄色を撮影するとウクライナ国旗が完成する。

 車両を紹介すると、8000系は1963(昭和38)年に登場した通勤形電車で、私鉄最多の712両が新製され、「私鉄の103系」と呼ばれた。現在は廃車が進んだが、ローカル線を中心にまだまだ奮闘しており、2023年で還暦を迎える。

 一方、50090系は2008(平成20)年に登場。大半の座席はロングシートとクロスシートの両方が設定できるデュアルシートを採用した。ロングシートは一般列車、クロスシートは座席指定制の有料列車「TJライナー」、運賃のみで乗車できる川越特急、快速急行で使われている。

 TJライナーの成功により、首都圏の大手私鉄を中心にデュアルシートの車両が導入され、「簡易優等車両」の地位を築いた。

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 以上、車両の一部分を撮影するだけでウクライナ国旗を作れる鉄道を紹介した。いかがだったろうか。

 なお、ウクライナの地名の呼称について、外務省は3月31日、ウクライナ語での表記に変更すると発表した。その結果、キエフは「キーウ」、オデッサは「オデーサ」、ドニエプルは「ドニプロ」、チェルノブイリは「チョルノービリ」になっている。