水深60cmでアウト! 冠水道路に潜む大きな危険、JAFのテストでわかった「迂回路」の重要性とは

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台風の季節が近づく今、あらためて確認しておきたいのが「冠水路走行」の危険性だ。JAFユーザーテストから“危険水位”を解説する。

水深30・60cmのアンダーパス

 冠水路走行の問題点を検証するJAFユーザーテストは2010年4月に行われた。集中豪雨などでアンダーパスが冠水した状況を想定し、車両が冠水路を走り切れるかを検証した。前後にスロープを設けたコースで、水平部分は30m。

 試験車両はセダンタイプとSUVタイプ。水深は30cmと60cmの2パターンを設定し、進入速度は時速10kmと時速30kmとした。

 昨今売れ行き好調な軽自動車、コンパクトカー、ミニバンについては、後述するが、セダンタイプの結果を参考にするといいだろう(軽自動車はスズキジムニーのような本格SUVを除く)。

 言うまでもなく災害時の道路は、思わぬ危険が多く潜んでいる。基本的には豪雨の際のクルマでの外出は控えるべきである。

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