自動運転が普及すると「雇用危機」「CO2増加」を招く? 世界の最新動向とは
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- 自動車, 自動運転, 海外情報, クルマ, デジタル化, デジタライゼーション, EU自動車産業の将来を読み解く
ハード指向からソフト指向に移行しつつあり、デジタル製品とサービスの重要性が増しているとされるヨーロッパの自動車分野。最新の動向を専門的見地からリポートする。
結論とSWOT評価

欧州コネクティッド自動運転車CAVのSWOT(強み、弱点、機会、脅威)分析を上図に示した。
本来のエコシステムとは、生物とその環境の構成要素をひとつのシステムとしてとらえる「生態系」を意味する。
経営・IT分野では「製品や業界、サービスなど、様々なものがお互いに連携することで大きな収益の構造」を意味する。
ウーブンシティが目指す日本のモビリティ
トヨタ自動車の実験都市「ウーブンシティ」は2021年2月に起工し、2025年の竣工を目指している。
その趣旨を豊田章男社長は「自動運転車の目的は安全。ウーブンシティはクルマの安全とともに道、人を加えた三位一体で安全を確保するためのテストコース。ヒト中心の街をつくらない限り、安全な自動運転はできないと思い、ウーブンシティをつくろうと決断した」と説明。
官が旗を振り民が従う欧州と、民が旗を振り官が追認する日本。
国際協調や野心的だが実現性に乏しい数値目標ではなく「世界の人々にとって何がより良い結果を生むのか」が重要だ。
日本の産業界は何十年も前から独自の「クリーン」と「効率化」に取組み、実績を上げ、現在もCO2を吸収し貯蔵する技術や、CO2からプラスチックを合成する世界初の触媒プロセスも開発している。脱炭素は手段であって目的ではない。
EUへのカウンタープロポーザル(逆提案)として、CO2を再利用する技術を確立し、新たな市場の形成を日本政府の主導で「野心的に」進めるべきではないだろうか。