「鉄道オタク」は世界的に少数派だった? オタクがいる国・いない国、決定的な違いとは
日本ではメジャーな趣味のひとつとなっている「鉄道趣味」だが、世界的に見るとどの国でも定着しているものではない。果たしてその理由とは。
「撮り鉄」マナー違反が社会問題に
「鉄道趣味」と聞いて、読者の皆さんは何を想像するだろうか。
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鉄道趣味と一口に言っても、いくつものジャンルに分かれており、その趣味人口は非常に大きい。近年は、それぞれのジャンルごとに「〇〇鉄」などと呼ばれ、固有名詞のようにもなっている。
また、かつては男性中心の趣味であったが、最近は鉄道が好きな女子も増えてきており、世代や性別の垣根を超え、老若男女問わず幅広い人たちに浸透しつつある。
しかし一方で、増加する趣味人口に比例して、マナーの問題がクローズアップされるようになってきた。
とりわけ「撮り鉄」と呼ばれる、列車を追いかけて撮影する人たちの中には、眉をひそめたくなるような常軌を逸した行動に出る人たちが目立つようになり、世間からの風当たりが強くなってきた印象を受ける。
実際、駅で撮影の邪魔になるからと大声で乗客に向かって罵声を浴びせたり、線路へ侵入したり、踏切や信号機によじ登ったりといった状況で、いずれは鉄道の撮影禁止になるのでは、と危惧している。
そのような、決してあまり印象が良いとは言えない鉄道趣味ではあるが、海外の様子はどうなのだろうか。