なぜ京成高砂は「忍耐の街」と呼ばれるのか? 北総線乗り継ぎ6.2万人、スカイライナーすら速度を落とす現実とは

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京成高砂駅は乗降約9.7万人、北総線乗り換えが約6.2万人を占める京成の主要結節点だが、地上踏切と車両基地が重なり遮断が長時間化。高架化構想は20年以上進まず、成田空港アクセス強化とともに課題が拡大している。住民の諦めと期待が交錯する現場を歩く。

住民の諦めと期待の差

京成高砂駅周辺の様子。筆者撮影(画像:宮田直太郎)
京成高砂駅周辺の様子。筆者撮影(画像:宮田直太郎)

 こうした状況を受けて、高砂で店を営む人や住民数人に話を聞いた。すると、

「自分の生きているうちに終わるかどうか…」
「再開発や高架化はもう諦めている」

といった声があった。長年にわたって検討が続くなかで、住民の間では期待は薄れつつあるように見える。その一方で、

「地元に対する経済対策がバスの行き交いが改善するくらいでいいのか。例えば移転した車庫を観光資源にするなどの地元が盛り上がるための施策が必要なのではないか」

といった意見もあった。ただ、踏切の問題を実感している人も多い。街のカフェで出会った人は

「この街で過ごすと忍耐力がつく」

と、皮肉を交えて話していた。街の中では、高架化を求める動きを示す看板やポスターも各所に見られる。他に優先すべき事業があるため、本格的な工事はまだ先になる見通しだが、構想そのものは今も残っていることがうかがえる。

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