なぜ京成高砂は「忍耐の街」と呼ばれるのか? 北総線乗り継ぎ6.2万人、スカイライナーすら速度を落とす現実とは

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京成高砂駅は乗降約9.7万人、北総線乗り換えが約6.2万人を占める京成の主要結節点だが、地上踏切と車両基地が重なり遮断が長時間化。高架化構想は20年以上進まず、成田空港アクセス強化とともに課題が拡大している。住民の諦めと期待が交錯する現場を歩く。

長期化する高架化計画

京成高砂駅周辺の様子。筆者撮影(画像:宮田直太郎)
京成高砂駅周辺の様子。筆者撮影(画像:宮田直太郎)

 高砂地区では20年以上にわたり、再開発や駅の高架化に向けた取り組みが続けられてきたが、地権者からの反対もあり、進み具合は順調とはいいがたい。

 実際、2013(平成25)年度の時点では高砂地区開発協議会が南地区のまちづくりの決まりごとづくりを葛飾区に提案し、区側も地区計画の検討に入ったものの、その後は南地区の計画は進んでいない。

 また、車両基地については現在地から東南側の高砂4丁目へ移す計画があり、用地の取得も進められている。ただし、この周辺は住宅が広がる地域で、近くには子どもの遊び場となっている高砂北公園もある。取得対象の土地も住宅地の中に突然現れた形になっている。

 住民の受け止めを踏まえると、用地取得を円滑に進めるのは容易ではなく、課題の大きい状況にあるといえる。

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