軽自動車に「安全支援システム」が普及しないのはなぜか? 国内最多2349万台でも、搭載率「4割未満」という現実

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国内保有台数約2349万台と最も多い軽自動車だが、安全運転支援システムの搭載率は6割超が未装備だ。長距離運転や渋滞での負担軽減ニーズは高く、コストと安全性の両立が普及拡大のカギとなる。

コスト制約と普及課題

渋滞追従機能付アダプティブクルーズコントロール(ACC)(画像:本田技研工業)
渋滞追従機能付アダプティブクルーズコントロール(ACC)(画像:本田技研工業)

 軽自動車はコスト制約が大きいため、高額な安全運転支援システムはオプションでも選ばれにくい。しかし、ドライバーの安心と安全を確保する観点から、こうした制約を維持する限界は近づいている。

 今回の調査では、ドライバー教育の不足も浮き彫りになった。高速道路の電光掲示板に表示される「三角マーク」を理解している人は1割未満で、基礎的な運転リテラシーが不足していることがわかった。このため、支援システムを十分に使いこなせるドライバーが少なく、普及を妨げる要因になっている可能性がある。

 今後は、徹底したコストダウンと規模の経済を活かして、軽自動車に安全運転支援システムを標準装備することが望ましい。無線アップデート(OTA)によるソフト更新やソフト型支援機能の拡大により、大きな費用負担を避けつつ、後付けに近い形で提供できる余地もある。

 2025年にはホンダや日産の一部軽新型モデルでACCを標準装備し、販売力を高めた例もある。将来的には

「軽 = 低コスト・低安全性」

という固定観念を崩せる可能性があり、支援システムの普及で軽自動車の価値を大きく向上させられる。

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