有楽町駅前、昭和の象徴が次々消滅! 旧そごう・阪急の面影は? 大再開発で変わる街、残る歌の記憶

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有楽町駅周辺は昭和の時代、関西系百貨店「そごう東京店」と「数寄屋橋阪急」が賑わいを見せていたが、再開発の波によりその姿は変わりつつある。今後も続く再開発において、過去の栄光を振り返りつつ、都市景観の進化とともに消えゆく百貨店の面影を探る。

再開発で消える昭和の記憶

現在の読売会館、右側は有楽町駅。そごう閉店後は核店舗として「ビックカメラ有楽町店」が出店する。優しく弧を描く建物は間もなく築70年を迎えるオールドタイマーだが、近い将来再開発で消える予定。左側に写る新有楽町ビルも再開発のため解体中だ(画像:若杉優貴)
現在の読売会館、右側は有楽町駅。そごう閉店後は核店舗として「ビックカメラ有楽町店」が出店する。優しく弧を描く建物は間もなく築70年を迎えるオールドタイマーだが、近い将来再開発で消える予定。左側に写る新有楽町ビルも再開発のため解体中だ(画像:若杉優貴)

 昭和の時代、国鉄有楽町駅のそばには、関西系の百貨店がふたつ営業していた。そのひとつが、有楽町駅の北側に1957(昭和32)年から2000(平成12)年まで存在した「そごう東京店」だ。通称「有楽町そごう」として知られていた。

 もうひとつは、駅の南側に1956年から2012年まであった「数寄屋橋阪急」。のちに「阪急モザイク」として営業を続けた。

 いま、有楽町駅周辺では再開発が続いている。数寄屋橋阪急の建物はすでに解体された。そごう跡に入っていたビックカメラの建物も、近い将来姿を消す見通しだ。

 かつて百貨店が並んでいたこの場所も、変化の波に呑まれている。有楽町駅前の風景をたどりながら、消えたデパートの面影を探した。

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