西九州新幹線「佐賀県を通らないルート」実現可能か? 有明海ルートで博多~長崎10分短縮…浮上した奇策の経済効果と課題とは

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長崎新幹線「有明海ルート」の提案は、佐賀県の反対を回避し、福岡県とのアクセス改善を目指す新たな道を開く。しかし、建設費用や技術的課題など解決すべき問題も山積している。

税金負担者の発言権

 今回のテーマは賛否が分かれる内容だったと思うが、新幹線は最短ルートで結ぶのが最善だ。筆者のように

「東京の人間が長崎・佐賀の鉄道に口を出すな」

という批判が出るかもしれないが、新幹線建設費には東京を含む国民の税金が使われている。

 だからこそ、東京の人間にも発言権がある。そういった意味で、本稿を通じて一石を投じた。関係者には、ルートの比較検討をぜひ行ってほしい。最後に付録・計算メモ(下記時間に発車・停車ごとに1~1分半加算)を記す。

・長崎~諫早間:21.3km
→ 秒速70m + 徐行加算1分 = 6分00秒

・諫早~長里間:14.5km
→ 秒速70m + 徐行加算1分 = 4分30秒

・長里~大牟田間:29.7km
→ 秒速70m = 7分00秒

・大牟田~合流地点:8.5km
・大牟田~筑後船小屋間:17.6km
→ 秒速70m + 徐行加算50秒 = 5分00秒

・筑後船小屋~久留米間:15.9km
→ 秒速70m + 余裕加算10秒 = 4分00秒

・久留米~新鳥栖間:5.7km
→ 秒速50m + 余裕加算5秒 = 2分00秒

・新鳥栖~車両基地合流部間:18.8km
→ 秒速50m = 6分15秒

・車両基地合流部~博多間:7.5km
→ 秒速30m + 余裕加算5秒 = 4分15秒

・長崎~博多間:131.0km・39分00秒 → 41分30秒
(現行計画では約142km・51分)

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