率直に言う 電動キックボードの「歩道走行」は今すぐNGにせよ
- キーワード :
- 電動キックボード, パーソナルモビリティ
2023年7月に施行された改正道路交通法によって、特定小型原付の交通事故が219件発生し、226人が負傷した。その中で通行区分違反が55%を占めており、シェアリング利用者が主な問題となっている。歩道走行の規制強化が急務だ。
6km/hモードの安全性課題

通行区分違反の多くは、報道にもあるように、条件を満たさない設定で歩道を走行したものだろう。自身が傷つく信号無視や酒気帯び運転とは違い、歩道走行は歩行者という
「弱い立場の移動者」
を傷つけるわけで、見過ごすわけにはいかない。
特定小型原付の走行は原則、車道左側に限られるが、最高速度を6km/h以下に設定でき、そのときにハンドル両脇などにある緑色ライトが点滅する「特例特定小型原付」であれば、普通自転車(現在日本で販売されている多くの自転車が該当)が通行可能な歩道も走れる。
しかしその際は一時停止して、6km/hモードのスイッチを押さなければならない。筆者(森口将之、モビリティジャーナリスト)も遭遇したことがあるのは、前方の車道が渋滞で左側を進んでいけないときに、一時停止せず、つまり6km/hモードにせず歩道に入ってくるシーンだ。
走行中にも6km/hモードに切り替えができれば、使う人が多くなりそうな気もするが、突然スピードが落ちるのは危険でもあるので、難しいだろう。