電動キックボード「Luup」がネットで長らく批判され続ける理由 127億円調達で上場準備も、いったいなぜなのか?

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127億円の資金を調達し、注目を浴びている電動キックボードシェアリングサービス大手のループ。同社に批判が集まる理由とは。

危険行為の暗雲

電動キックボード(画像:写真AC)
電動キックボード(画像:写真AC)

 2023年7月の道路交通法改正で規制緩和された電動キックボードが、新たな移動手段として注目を集めている。なかでもシェアリングサービス大手の「Luup(ループ)」(東京都千代田区)は、大都市圏での存在感を高めている。

 同社は約127億円の資金を調達し、上場の準備を進めていると報じられている。上場に向け、2025年までに現在約4900か所あるポート数を2倍以上の約1万か所に増やすという野心的な計画を発表した。しかし、事業に対する批判が絶えることはない。

 批判の主な理由のひとつは、信号無視などの

「危険運転をする悪質ユーザーの存在」

で、例えばエックス(旧ツイッター)では、同社の電動キックボードの悪質ユーザー行為が多数投稿されている。最も目立つのは、

・逆走
・二段階右折の無視

である。また、こうした悪質ユーザーの行為を通じて、ループを利用するのは

「モラルのない人間だ」

という認識が広く共有されている。

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