郊外のシンボル「ロードサイド店舗」 なぜ激増し、そして衰退したのか? 昭和~令和の心象風景を探る
郊外の幹線道路沿いには、駐車場を備えたロードサイド店舗が連なっている。こうした風景は、今や日本各地で当たり前のように見られる。これらはどのようにして形成されたのだろうか。
集約化の影響

こうした動きは、人口と自動車利用の減少傾向を反映したものであり、ロードサイド店舗が長年依存してきたビジネスモデルにも変化を迫っている。
都市中心部への集約化は、新たな消費者ニーズに応える形で商業空間を再編成している。そのため、ロードサイド店舗は、かつてのように単独で集客することは難しくなり、代わりにショッピングモールの周辺で補完的な役割を果たす方向にシフトしていく可能性が高い。
最終的には、ロードサイド店舗は新たなビジネスモデルを模索するか、少子高齢化の結果、その役割を徐々に終えていくことになるだろう。