ドライバー不足は絶対解消できない! 今後は人材争奪戦時代に突入 物流各社が注力すべきウェブ採用術とは

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労働人口が減少する日本において、トラックドライバーの人手不足解消は見込めない。前後編の後編では、人材を確保するために有用なウェブ活用術について、実例を踏まえて紹介する。

ドライバー不足、もはや社会問題

トラックドライバーのイメージ(画像:写真AC)
トラックドライバーのイメージ(画像:写真AC)

 トラックドライバーの人手不足は、もはや社会課題となっている。

 ひとりでも多くのトラックドライバー採用を成功させるために、各社は小さな施策をいくつも積み重ねている。

 残念ながら採用を絶対に成功させる飛び道具など存在しない。本稿では、物流企業の採用活動支援を行っている筆者(坂田良平、物流ジャーナリスト)が、実体験として効果の出た施策をご紹介しよう。

採用の課題 量を取るか、質を取るか?

「即決だね。トラックドライバー採用で『数日以内にお返事します』なんて悠長なことを言ってたら逃げられちゃうよ」。取材で知り合ったある運送会社の社長は、面接終了時に採用可否の判断を下し、応募者に伝えると言う。

「逃げられちゃうよ」という言葉には、激化するトラックドライバー採用ならではの事情がある。

 中には応募の電話が掛かってきた段階で、「免許と履歴書を持ってきてください。特に問題がなければ面接翌日から働いてもらいます」と伝えるという、乱暴な採用を平然と行う運送会社もいると聞く。

 トラックドライバーが人手不足であるということは、すなわちトラックドライバー側からすれば、転職が比較的容易であるということだ。中には、10社20社と転職を繰り返す猛者もいる。

 運送会社側からすれば、せっかく雇ったものの、すぐに転職されてはたまらない。たまらないが、「早期離職も致し方なし」と考える運送会社の中には、質より量を選び、免許があり、特段の問題がなければ誰でも雇ってしまう会社もあるのだ。