ドライバー不足は絶対解消できない! 今後は人材争奪戦時代に突入 物流各社が注力すべきウェブ採用術とは
労働人口が減少する日本において、トラックドライバーの人手不足解消は見込めない。前後編の後編では、人材を確保するために有用なウェブ活用術について、実例を踏まえて紹介する。
まめな更新が求職者の信頼獲得につながる

ドライバー採用のプロセスとして前述した「Indeedへの有料広告の出稿」は、できれば毎年行ったほうが良い。採用ウェブサイトへのアクセス解析ツールでの解析結果を見ると、Indeedで有料広告を出稿すると自社採用ウェブサイトへの集客効果が1年程度は持続する。
Indeedで有料広告を出稿した直後にアクセスが増えるのは当然なのだが、その効果をある程度維持するため、定期的な有料広告出稿がお勧めだ。
engageなどの無料就職情報サイトは、Googleしごと検索、もしくはIndeedでもクロールされるように設定されていることが多い。結果として、自社採用ウェブサイトの露出も高める効果につながる。
定期的なメンテナンスは、例えば従業員数の増減、採用が充足した営業所の告知クローズや、Indeed、Googleしごと検索のレギュレーション変更に伴う修正などが該当する。最近では、SNSで新卒、中途入社社員の様子をリリースする運送会社も増えている。
最新情報をまめに更新することは、IndeedやGoogleからクロールされる頻度を増やす効果もあるが、何よりも求職者に対し、「この会社は採用に熱心だな」という印象、安心感を与えられるのでお勧めだ。