自動車ジャーナリストはもはや「不要」なのか? 偏向&懐古趣味がネット時代の読者に響かない根本理由

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ネット上で支持されない自動車ジャーナリストは、提灯記事や古い情報、消費者目線の欠如で信頼を失う。10万人規模調査では投稿者のわずか0.23%が過激化。独立性と市場洞察を備えた記事が、消費者判断と市場透明性を左右する。

項目7:過度に懐古趣味に偏る

ChatGPT「ネット上で支持されない自動車ジャーナリストの特徴」の回答
ChatGPT「ネット上で支持されない自動車ジャーナリストの特徴」の回答

「ネット上で支持されない自動車ジャーナリストの特徴」の項目7は、「過度に懐古趣味に偏る」である。

●「昔のクルマは良かった、今のクルマはダメだ」とばかり言う。ノスタルジー記事は一部の層には刺さるが、幅広い支持は得られにくい。

 ジャーナリストの年齢層は比較的高く、60代や70代も一定数存在する。こうした世代は懐古趣味に傾きやすい。同年代には受け入れられても、多くの読者には敬遠されがちであることを念頭に置く必要がある。

 客観的にいえば、

「昔がよくて今はダメ」

という論調は通用しない。どの時代にもよさと課題がある。昔のよさばかりを強調することは、単なる自己満足に過ぎない。例えば、

「昭和の日産はよかった」
「昔のホンダは尖っていた」

と称賛しても、年代の異なる読者には過去の遺物に映る。旧車ブームを単に昔のモデルがよかったからと短絡的に結びつけるのも危険である。修理パーツの充実や希少価値の再評価など、多角的な分析が不可欠である。懐古記事で一部の読者から賛同を得ても、その他多数の読者からは見放されるリスクを忘れてはならない。

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