自動車ジャーナリストはもはや「不要」なのか? 偏向&懐古趣味がネット時代の読者に響かない根本理由
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ネット上で支持されない自動車ジャーナリストは、提灯記事や古い情報、消費者目線の欠如で信頼を失う。10万人規模調査では投稿者のわずか0.23%が過激化。独立性と市場洞察を備えた記事が、消費者判断と市場透明性を左右する。
項目5:試乗せずに語る/体験が乏しい

「ネット上で支持されない自動車ジャーナリストの特徴」の項目5は、「試乗せずに語る/体験が乏しい」である。
●試乗会のプレスリリースをそのまま流すだけ。独自の取材や検証がないため「中身が薄い」と批判される。
いわゆる「こたつ記事」と呼ばれる類のものだ。ネット上でさまざまな情報が入手可能なため、取材を行わずとも記事を執筆することは可能である。しかし、プレスリリースをそのまま掲載したり、表層的な内容に終始すれば、読者にはすぐに見抜かれてしまう。
試乗せずにレビュー記事を作ることは、ある意味で才能ともいえる。だが、決して許される行為ではない。世の中には試乗レビューの配信動画があふれ、具体性に欠ける記事はすぐに比較される。実体験をともなわない記事は、コンテンツとしての付加価値を失うことを認識すべきである。