自動車ジャーナリストはもはや「不要」なのか？ 偏向＆懐古趣味がネット時代の読者に響かない根本理由

項目4：情報が古い／間違いが多い

「ネット上で支持されない自動車ジャーナリストの特徴」の項目4は、「情報が古い／間違いが多い」である。

●新車情報や制度変更に疎く、誤情報を平気で出す。ネットではすぐにファクトチェックされ、信頼を失う。

　自動車産業は100年に一度といわれる変革期を迎え、かつてないスピードで技術が進展している。情報は日々更新され、業界ニュースには販売動向や経営状況に加え、新技術の発表や車両開発の変更・中止などが含まれる。こうした情報に触れることで、業界の変化を肌で実感できる。

　しかし、情報鮮度を保つ努力を怠れば、最新状況を反映できず、思い込みや誤解に基づく記事になってしまう。記事が掲載され、多方面に拡散されると、修正はほぼ不可能である。情報更新を怠ることは、ジャーナリスト自身や掲載媒体の信用を損なうリスクを伴うことを肝に銘じる必要がある。