自動車ジャーナリストはもはや「不要」なのか? 偏向&懐古趣味がネット時代の読者に響かない根本理由

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ネット上で支持されない自動車ジャーナリストは、提灯記事や古い情報、消費者目線の欠如で信頼を失う。10万人規模調査では投稿者のわずか0.23%が過激化。独立性と市場洞察を備えた記事が、消費者判断と市場透明性を左右する。

項目1:提灯記事ばかり書く

ChatGPT「ネット上で支持されない自動車ジャーナリストの特徴」の回答
ChatGPT「ネット上で支持されない自動車ジャーナリストの特徴」の回答

 早速書いていこう。「ネット上で支持されない自動車ジャーナリストの特徴」の項目1は、「提灯記事ばかり書く」である。

●メーカーやディーラーに迎合して、「欠点は一切触れずに褒めるだけ」の記事。読者はすぐに広告臭を嗅ぎ取り、信用を失う。

 これはジャーナリストに限らず、出版社やネット媒体にも共通する問題である。プレス発表などで企業側から多くの情報が提供される場合がある。なかには広告主が情報源となるケースもある。そのため、掲載記事に忖度があるのではないかという指摘は絶えず、読者から嫌悪感が示されることも少なくない。

 特に顕著なのは新車関連の記事である。試乗評価では欠点に触れず、

「メーカーが強調したい点」

ばかりが前面に出る場合、批判の的となる。読者は瞬時に広告臭や忖度を感じ取り、踏み込んだ内容が欠けると厳しい評価を下す。媒体としての信頼を損なうリスクも大きい。

 企業とジャーナリストの関係は持ちつ持たれつの側面があることは否定できない。しかし、企業からの独立性が担保されなければ、忖度がまん延する環境は変わらないだろう。

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