死者346人の悲劇が変えた航空戦略――なぜ「ターキッシュ エアラインズ」は就航国数世界最多になれたのか?

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世界最多131か国に就航するターキッシュ エアラインズ。古都イスタンブールの地の利と歴史を武器に、巨大ファンドを背景に急伸する中東勢に対抗する。悲劇を乗り越え、機内食や無料ホテル提供など独自の強みで差別化を図る老舗の現在地とは。

サッカー活用のブランド力

エアバスA350-900(画像:jounigripen)
エアバスA350-900(画像:jounigripen)

 ターキッシュ エアラインズは2010年以降、サッカーやバスケットボールを活用した独自の広告戦略で知られている。2013年には企業理念を「Widen Your World」に変更し、故コービー・ブライアントやリオネル・メッシをイメージキャラクターに起用した。

 現在、サッカーではFCバルセロナやマンチェスター・ユナイテッド、UEFAチャンピオンズリーグ、バスケットボールではユーロリーグのスポンサーを務めている。特にサッカー分野では、リオネル・メッシのほか、スティーブン・ジェラード、ロナウジーニョ、カフーといった往年の名選手や、ポルト、チェルシー、インテル・ミラノ、フェネルバフチェSKなどを指揮した名将ジョセフ・モウリーニョを広告塔に起用し、注目を集めている。

 サッカーファンにはすでにお馴染みの企業といえるだろう。世界的に人気の高いサッカークラブを活用する戦略は、エミレーツ航空やカタール航空など中東湾岸地域の航空会社にも共通している。同社もこの流れに遅れを取っていない。

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