死者346人の悲劇が変えた航空戦略――なぜ「ターキッシュ エアラインズ」は就航国数世界最多になれたのか?
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世界最多131か国に就航するターキッシュ エアラインズ。古都イスタンブールの地の利と歴史を武器に、巨大ファンドを背景に急伸する中東勢に対抗する。悲劇を乗り越え、機内食や無料ホテル提供など独自の強みで差別化を図る老舗の現在地とは。
ターキッシュ エアラインズの躍進

エミレーツ航空、エティハド航空、カタール航空――。中東には充実したサービスと世界各地への広大なネットワークを持つ航空会社がひしめく、世界屈指の激戦区となっている。そのなかでも、1933年設立という長い歴史を誇るのがターキッシュ エアラインズだ。
同社は歴史のなかで大事故の悲劇も経験したが、古来より続くトルコの地の利を活かして世界中にネットワークを広げてきた。現在では就航国数が世界最多レベルに達する航空会社に成長している。
本稿ではターキッシュ エアラインズの歴史と戦略を簡単に紹介する。なお、日本ではかつて「トルコ航空」と呼ばれていたが、本稿では現在のブランド名である「ターキッシュ エアラインズ」を用いる。