「駅前タワマンはもういらない」 柏駅そごう跡地“86億円投入”が露呈させた、地方都市・駅前再開発制度の限界

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人口43万人超の首都圏ベッドタウン、柏駅東口が再生の局面を迎える。そごう柏店跡地の解体が進み、約5200平方メートルの駅前再開発計画が動き出す。複雑な地権構造や利害調整が課題となるなか、街の未来像は全国の関係者の注目を集める。

柏駅西口の再開発停滞

柏駅(画像:写真AC)
柏駅(画像:写真AC)

 常磐線柏駅は特急列車も停車する、人口43万人以上を抱える首都圏屈指のベッドタウンの中心駅である。駅周辺には多くの商業施設が集まり、千葉県でも有数の商業地となっている。だが、街の整備から50年以上が経過し、老朽化した建物も目立つ。近年はつくばエクスプレス沿線などにできた大型商業施設との競争も激化している。

 特に課題となっているのが、柏駅東口の柏そごう再開発である。2016年の閉店以来、5年以上にわたり放置されるという異例の事態となったが、建物の取り壊しはようやく始まり、再開発に向けた動きが出ている。しかし柏駅周辺は地権が複雑であり、今後の進展には不透明感も残る。

 本稿では、柏そごうの再開発地域を含む柏駅東口周辺の街の状況を紹介する。

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