スバルが米ピックアップ市場に参入? 「北米7割依存」脱却を狙う空白地帯戦略――SUV偏重からの転換なるか

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北米販売が全体の7割を占めるスバルが、2025年のモビリティショーで新型ピックアップを初公開するとの観測が浮上した。価格競争が激化する小型市場で、ハイブリッド投入やトヨタとの共同開発により突破口を狙う構えだ。北米偏重の歪みを是正できるのか、その成否が注目される。

北米依存と市場変化の背景

スバル・バハ(画像:スバル)
スバル・バハ(画像:スバル)

 スバルはかつて小型ピックアップを販売していた。2003年から2006年までの「バハ」は、2代目アウトバック(日本名レガシィランカスター)をベースに、後部座席より後方を荷台に変更したモデルである。販売期間はわずか3年で終わったが、撤退理由は明確でない。

 当時、スバルの北米依存度は約3割で、市場としてあまり重要視されていなかったことが一因とみられる。また、ボディスタイルが当時の市場に合わなかった可能性もある。近年、小型ピックアップの人気が高まり、時代が追いついた形だ。

 近年はZ世代(1990年代半ばから2000年代初頭に生まれた世代)を中心に2000年代のファッションや文化が流行している。バハもレトロブランドとして復活のチャンスはあるが、現代に通用する製品哲学を持つかがカギとなるだろう。

 新型ピックアップのモデル名もマーケティング上重要な意味を持つ。

・復活を強調する情緒的な名前にするか
・イメージを刷新し機能を追求する名前にするか

いずれかになるだろう。

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