新型リーフは「BYD」に勝てるのか? 累計70万台の重みと600km超の性能――それでも揺らぐ“再建の突破口”の本質

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2025年6月17日、日産が約8年ぶりに発表した新型リーフは、累計70万台、走行距離280億km超の実績を持つモデルの系譜を継ぐ。航続距離600km超、急速充電35分など技術革新を果たした一方、BYDやテスラ、フォルクスワーゲンとの激しい競争環境に直面している。価格やバッテリー調達、販売戦略の不透明さが課題となるなか、新型リーフが日産の経営再建の中核を担うかは、今後の市場動向と経営戦略の整合性にかかっている。

かつての主役、今は再建の象徴

新型リーフ(画像:日産自動車)
新型リーフ(画像:日産自動車)

 2025年6月17日、日産自動車が約8年ぶりとなる新型「日産リーフ」を発表した。初代モデルは2010(平成22)年、世界初の量産型電気自動車(EV)として登場し、EV市場の先駆けとして大きな注目を集めた。

 これまでに日産は、リーフを世界で約70万台販売している。累計走行距離は推定で280億kmを超える。ただし、テスラや中国メーカーの参入により市場競争が激化。価格や性能で後れをとったリーフは、次第に存在感を失っていった。

 第3世代の新型リーフは、ただのフルモデルチェンジにとどまらない。かつてEVの象徴だったモデルが、経営不振にあえぐ日産にとって再建の中核となることが期待されている。本稿では、新型リーフが日産にとって真の

「再建の突破口」

となり得るのか、公表されたモデルの内容から検証する。

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