中国CRRCが日本車を駆逐? ジャカルタ通勤鉄道での「E235系失注」が示す、日本の護送船団方式の限界

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日本製中古車両が独占してきたジャカルタ通勤鉄道に異変。中国中車が1年未満の異例の短納期で132両を納入、CRRC製新型車両が続々営業開始した。約3兆円規模の調達劇の裏に、破談した日本側計画と急速な勢力図の転換があった。

日本車独占崩す132両導入

インドネシア電化100周年式典で展示されたCRRC製のCLI-125型(右手前)とINKA製のCLI-225型(左奥)(画像:高木聡)
インドネシア電化100周年式典で展示されたCRRC製のCLI-125型(右手前)とINKA製のCLI-225型(左奥)(画像:高木聡)

 初回契約の後、あわせて予定されていた旧型車両の機器更新(レトロフィット)の縮小(152両から24両)を受けて、緊急性を要することから、入札を経ない特命随意で8編成96両が約2兆2000億ルピアで2024年5月に追加契約された。

 追加契約分も今年4月以降、毎月2編成ペースで到着しており、このままいけば7月までに全数の調達が完了し、順次運行を開始する。

 2019年以降、ジャカルタ首都圏においてKCIは全てのコミューターラインを日本から渡った中古車両のみでオペレーションしており、その数は1000両にも及んでいた。しかし、老朽化が進み、2024年末にKCIは127両を経年廃車として計上している。

 CRRC製のCLI-125型はこれとほぼ同数の132両が導入され、そっくりそのまま置き換えるかたちになる。日本型車両の独壇場ともいえたジャカルタ首都圏だが、年内までにそのシェアが下がることになる。

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