神戸が「オワコン」なんて誰が言ったんだよ(怒)
神戸市は衰退しているという説に反論する。人口減少が進む中、中心部の人口は微増し、健全な財政と再開発の進展が都市の未来を支える。震災からの復興を経て、再生計画に注力する神戸市の現状と課題を探る。
「150万人割れ」の衝撃

「神戸はもうオワコン(終わったコンテンツ)なのか?」
最近、メディアやSNSでそんな声をよく見かけるようになった。きっかけのひとつは、2023年10月の推計人口が22年ぶりに150万人を下回ったことだろう。かつて「株式会社神戸市」とも呼ばれたこの都市は、本当に輝きを失ってしまったのか。
本稿では、そうした「神戸市衰退論」にあえて異を唱えたい。たしかに、人口は都市の活力を測る重要な指標のひとつだ。神戸市で人口が減っているのも事実である。だが、都市の盛衰を評価する際に、人口の増減「だけ」に注目するのは短絡的すぎる。同じ関西圏にある京都市も人口減少に悩んでいる。なにより、日本全体がすでに人口減少社会に突入している。
関西の三都のなかで、現在も人口が増えているのは大阪市だけだ。したがって、人口が減ったからといって
「神戸 = 衰退、オワコン」
と結論づけるのは早計だし、ミスリーディングでもある。では、神戸で人口が減っているのはなぜか。その理由を詳しく見ていきたい。