京葉線「ダイヤ変更」が招いた中途半端な結末! 通勤快速復活「検討しない」と組合交渉で表明、不整脈ダイヤで通勤者の声は届くのか
9月1日のダイヤ改正で京葉線の一部に快速が復活したが、まだ課題は多い。通勤時間が短くなったと喜ぶ人もいるが、特急と快速が連続して発車する「不整脈ダイヤ」で混雑が集中し、新習志野駅の停車本数が減ったことに不満の声が出ている。さらに、蘇我~東京間の通勤快速が廃止され、通勤時間が増えたことも問題視されている。多くの通勤者が改善を求めているが、JRは通勤快速の復活を検討していない。
通勤快速より遅い列車で「特急」表示は不当か
蘇我~東京間を42分で走っていた朝の通勤快速が廃止された後、ほぼ同時刻に設定されたのが特急わかしお4号だ。この特急は蘇我~東京間を46分で走るため、通勤快速よりも4分遅くなり、速達サービスが低下している。
この件について、日本女子大学名誉教授の細川幸一氏などからは
「運賃以外に料金不要の快速や通勤快速に比べて、急行(これも有料)より特別に速い速達性を有するはずの特急がそれより遅いということは、車内の快適性、座席保証の対価が含まれるとしても景品表示法上の不当表示(優良誤認)にあたるのではないだろうか」(プレジデントオンライン2024年2月26日配信記事より)
という意見も上がっている。これについて消費者庁表示対策課に問い合わせてみたところ、
「個別の事例には回答できないが、一般論として景品表示法違反となるものは「商品・サービスの品質について、実際のもの等より著しく優良または有利であると誤認される表示」です。今回のケースでは時刻表上、例えば1時間で着くとしているものが1時間半かかっているといったことではないですし、特急なのか快速なのか、列車の名称だけで(速達性を比較する上で)誇大広告になるかは判断が難しいです。京急には快速特急なんてのもありますしね」
との回答だった。サービスの差について議論するのはなかなか難しいようだ。