京葉線「ダイヤ変更」が招いた中途半端な結末! 通勤快速復活「検討しない」と組合交渉で表明、不整脈ダイヤで通勤者の声は届くのか

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9月1日のダイヤ改正で京葉線の一部に快速が復活したが、まだ課題は多い。通勤時間が短くなったと喜ぶ人もいるが、特急と快速が連続して発車する「不整脈ダイヤ」で混雑が集中し、新習志野駅の停車本数が減ったことに不満の声が出ている。さらに、蘇我~東京間の通勤快速が廃止され、通勤時間が増えたことも問題視されている。多くの通勤者が改善を求めているが、JRは通勤快速の復活を検討していない。

京葉線通勤快速元利用者の声

京葉線通勤快速7分30秒サイクルダイヤ(画像:北村幸太郎)
京葉線通勤快速7分30秒サイクルダイヤ(画像:北村幸太郎)

 通勤快速の廃止によって、通勤経路を変更した人の話を聞くことができた。

 渋谷のインターネット広告会社で働くSさんは、朝5時に起きて、君津駅6時2分発の電車で品川まで行き、そこから渋谷に通勤している。もともと千葉市に住んでいたSさんが君津に引っ越したのは、妻の実家が君津にあり、そこで家を建てることになったからだ。最初はアクアラインの高速バスで通勤を考えたが、会社から通勤経路として認められなかったため、JRを利用することになった。

 そんなSさんは、京葉線の通勤快速廃止についてこう語った。

「総武線直通の方が本数が多いから影響は少ないが、帰りは京葉線通勤快速を使っていた。東京駅の乗り換え通路が長くてめんどくさかったが、それを加味しても乗る価値があり、通勤快速があったからこそ京葉線を使っていた。(筆者作成の内房線直通通勤快速15~20分おきの時刻表を見ながら)もし通勤快速が復活してこれくらい本数も多ければ京葉線を使うのに。快速じゃダメだ。京葉線の特急? 使わないね。総武線のグリーン車も通勤には使っていない」

この話からも、通勤快速の速達性がいかに大きな影響を与えていたかが伺える。東京駅から座れる通勤快速がなくなったからといって、新設された特急やグリーン車に移る人が多いかというと、それも限られているのではないかと思わせる事例だ。

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