名門スイス航空はなぜ破綻したのか? 堅実経営「空飛ぶ銀行」に起きた悲劇をご存じか
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スイス航空はかつて「空飛ぶ銀行」と称されるほどの名門だったが、1990年代の欧州航空自由化に伴う不適切な投資で破綻。提携先の経営悪化が引き金となり、最終的には2002年に消滅。教訓は、提携先の状況を慎重に見極める重要性である。
スイス航空の教訓と破綻

スイス航空はかつて一流の航空会社で、多くの遺産を残している。しかし、提携拡大の際に経営不振の企業に出資したことで、自身も巻き込まれて破綻してしまった。
もし、時間をかけてでも有力な企業と提携関係を築くか、フィンランド航空のようにアジア路線を強化して差別化を図っていれば、スイス航空は今も独立した企業として飛んでいたかもしれない。
同様に、経営不振の会社に出資してネットワークを拡大する戦略は、UAE・アブダビを拠点とするエティハド航空でも2010年代に採用された。しかし、アリタリア航空やエアベルリンなど出資先が経営破綻したため、エティハド航空も経営が悪化し、2019年には42機導入予定だったA350-900を全てキャンセルする事態に陥った。
投資は企業の成長には必要不可欠だが、提携相手の状況を見誤ると、どんなに優良な企業でも凋落する危険がある。スイス航空の事例は、その教訓を今も私たちに伝えている。