名門スイス航空はなぜ破綻したのか? 堅実経営「空飛ぶ銀行」に起きた悲劇をご存じか
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スイス航空はかつて「空飛ぶ銀行」と称されるほどの名門だったが、1990年代の欧州航空自由化に伴う不適切な投資で破綻。提携先の経営悪化が引き金となり、最終的には2002年に消滅。教訓は、提携先の状況を慎重に見極める重要性である。
20年経ても残るスイス航空の遺産

スイス航空は消滅したが、傘下の企業の一部は、経営破綻から20年以上経った現在も存続している。スイス航空の後継であるスイスインターナショナルエアラインズは、その後、堅調に業績を回復し、2006年には営業黒字を達成。現在はルフトハンザ・ドイツ航空の子会社として、チューリッヒをハブに日本を含む世界各地を結んでいる。
また、スイス航空が多角化戦略の一環として設立した関連子会社も、経営体制を変えながら存続している。
たとえば、空港のハンドリング業務を手がけるスイスポートは、現在も世界各国の空港で業務を行っており、日本でも関西国際空港で活動している。
また、スイスホテルはフランスの大手ホテル運営会社アコーグループの一員として、現在も17か国で40以上の施設を運営。そのなかには、スイス航空消滅後(2002年)に開業した「スイスホテル南海大阪」(2003年開業)なども含まれているが、このホテルはスイス航空とは直接の関係がない。
このように、スイス航空の傘下企業は独立してもブランド力を保ち、発展し続けている。これらの企業こそ、かつて世界的名門であったスイス航空の遺産といえるだろう。