「休日出勤が多発」「海浜幕張に停車させるべき」 京葉線「通勤快速廃止」でベテラン運転士が証言! 自民から共産まで地元議員熱視線のドタバタ行方とは

キーワード :
, ,
京葉線のダイヤ改正で上り2本を除いた通勤時間帯の快速と通勤快速が廃止され、所要時間が長くなり利便性が低下。運転士からは人員不足や混雑対策の改善を求める声があり、市民からも強い関心と意見が寄せられている。

京葉線運転士の証言

 今回のダイヤ改正問題について、京葉線のベテラン運転士から以下3点の証言を得た。

●通勤時間帯の快速取りやめの効果
「朝ラッシュ時に快速があった頃、ダイヤ乱れで追い抜きを中止すると、東京駅に電車がいてもそれに乗る運転士が着いていなくて電車が出せず、代わりを手配するまで東京駅の4本の線路が折り返し列車でいっぱいになり、東京駅を先頭に電車が渋滞することがあった。ギリギリの人員で運転していたからだ。その影響で夜までダイヤが回復しないこともしばしばだった。朝の快速をやめてからはそういうことがなくなってきた。ただ現在もギリギリの人員でやっていることに変わりはなく休日出勤は当たり前。もっと余裕を持った人員配置をしていれば快速運転をしながらでもダイヤ乱れに対処できるのではないか」とのことである。どうやら余裕人員の配置、これが東京メトロ副都心線や東急東横線など、複数の分岐合流があっても追い抜き運行ができる私鉄との違いなのかもしれない。

●ギリギリの人員で運行
「利便性向上考えれば、現状の各駅停車の本数を維持したまま、快速の増発をするべきと思います。ただ、現状は会社が要員不足を許容(生産性向上)した状況で、休日出勤が多発しています。利便性を向上したダイヤにするべきだと思いますが、実現するには要員を増やす必要もあったりと、見えない部分の課題もあります」と現場の窮状を訴える。

●職場内でも通勤快速復活・海浜幕張停車論が
「乗務員からも感じることは、通勤快速を復活させて、海浜幕張駅に停車させるべきです。会社は通勤快速の乗車率を問題視して廃止しましたが、海浜幕張駅に停車することで、利便性は大幅にアップします。3月のダイヤ改正まで運行していた通勤快速は、当初から運行していた通勤快速より所要時間がかなり要しており、海浜幕張駅に停車しても、東京~蘇我間の所要時間は変わらないです。朝夕は特急列車が海浜幕張駅を通過しますから、海浜幕張駅に通勤快速が停車することで大幅に乗客の利便性が上がることは、乗務員の間でも話題になっています」とのことである。筆者がこれまで複数の記事で訴えてきたことは、現場の意見でもあったようだ。

 さらにこの京葉線運転士は、通勤快速廃止で

「勝浦への到達時間が大幅に延びた」

ことも指摘している。これまでは東京18時14分発の通勤快速に乗ると、勝浦には20時9分に到着できていた。これがダイヤ改正でなくなり、ほぼ同じ時間帯の東京18時11分発に乗ると、蘇我に19時6分着。蘇我19時16分発の外房線に乗り上総一ノ宮に19時58分着。その後、勝浦まで行く後続の普通列車は20時35分までなく、これで勝浦には21時10分着となるのだ。実に

「1時間もの延長」

だ。上総一ノ宮で次の普通列車を待っている間に来る、東京19時発の特急に乗っても勝浦着は20時31分。18時15分頃に東京駅を出る旅客にとっては、特急料金を払っても

・帰宅が20分遅くなる
・東京を出るまで45分待ちぼうけ

だ。総武快速線経由でも東京18時56分発、上総一ノ宮接続で勝浦21時10分着と、東京で40分待ちぼうけの上1時間遅い到着だ。これでは生活スタイルの激変は避けられないと訴えていた。

全てのコメントを見る