大型客船でまったり船旅 「東京九州フェリー」がまだまだ“穴場”なワケ

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大型の客船でそれなりの設備もあって、かつハードルが低い船旅はないだろうか。実は、手軽な価格で大きな船による船旅を満喫できる方法がある。それは、長距離フェリーだ。

船旅の魅力

東京九州フェリーの横須賀~新門司航路(画像:SHKライングループ)
東京九州フェリーの横須賀~新門司航路(画像:SHKライングループ)

 ストレスの多い毎日を送っていると、船に乗って何もかも忘れてのんびりしたくなるのは筆者(ネルソン三浦、フリーライター)だけだろうか。

 船旅の魅力は、

・乗船時のこれからの旅に対する、あるいは船に対する「ドキドキ感」
・ゆっくり港を離れる瞬間の「ワクワク感」

に尽きる。

 飛行機の「たった今浮いた」という離陸する瞬間も好きだが、臆病な性分なので着陸時は無事着いたという安堵(あんど)感が大きく、正直旅行を楽しめたとはいいがたい。その反面、船旅は接岸時に

「もう旅が終わるのか」

と残念な気持ちになれる。

 大型客船で旅をするといえば、真っ先に飛鳥などクルーズ客船を思い浮かべる人が多いだろう。飛鳥といえば、日本では知名度の高いクルーズ客船だ。現在は、飛鳥に代わって飛鳥IIが就航している。

 飛鳥IIの船旅は、他のクルーズ客船よろしくそれなりの料金だ。パンフレットを見ると、新幹線で東京から神戸に行き、有馬温泉で1泊して神戸から飛鳥IIで横浜に戻るパッケージツアーの最低価格が

「約41万円(2名1室利用)」

とある。気軽に船旅を楽しむには、正直なところハードルが高い。

 それでは、大型の客船でそれなりの設備もあって、かつハードルが低い船旅はないだろうか。実は、手軽な価格で大きな船による船旅を満喫できる方法がある。それは、長距離フェリーだ。

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