コスパがいい長距離移動、もはや夜行バスより「フェリー」の時代到来か

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国内の交通手段としてよく知られているものの、実際に利用したことのある人は決して多くないカーフェリー。

利用者はまだまだ多くない?

東京九州フェリーの横須賀―新門司航路(画像:SHKライングループ)
東京九州フェリーの横須賀―新門司航路(画像:SHKライングループ)

 日本国内の交通手段としてその存在をよく知られている一方で、実際に利用したことがある人となると意外と多く無いのがカーフェリーではないだろうか?

 実のところ現時点でのユーザーは長距離トラックがメインであり、一般客向けの乗用車輸送枠はそれほど多くはない。

 さらに車両の輸送費用がそれなりに掛かること。そもそもフェリーを使うレベルでの自家用車による長距離旅行自体、フェリーが就航している路線においてメジャーではないということも理由なのかもしれない。

 一方、わが日本のカーフェリーは近年になって優秀船が次々と就航し、旅客サービスの充実に加えて航海のスピードアップが進んでいる。

 A地点からB地点までの単なる移動速度を重視するのであれば飛行機や新幹線などが便利なのは言うまでもないが、旅の過程そのものを楽しみたい、そしてできればスピーディーな方が良いというのであれば、最新フェリーによる船旅もなかなか乙なものである。

 実は、筆者自身カーフェリーを使った旅は最後に利用してから10年以上ご無沙汰しているのだが、少し前に九州在住の友人が2019年4月から就航した新しいフェリー会社である「東京九州フェリー」の新門司―横須賀路線を利用、極めて快適だったと語ってくれた。

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